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東北文化学園大学医療福祉学部視覚機能学専攻の先生からご依頼を頂き、視覚機能学専攻の学生さん達へロービジョン機器を持参して皆さんへ機器体験をしていただきました。

拡大読書器を使い文字を書いている様子
拡大読書器を使い文字を書いている様子

先生の発案で文字の読み書きを据置型拡大読書器携帯型拡大読書器で実際に試すことやほぼ真っ暗な部屋でわずかな光を増幅させて、かつ自然な色彩で撮影できる暗所視支援眼鏡をお試しして明るさの体験、靴装着型の振動ナビゲーションシステムアシラセを使い、学校内のコンビニまでの移動体験をしてもらいました。

アシラセを装着している学生たち
アシラセを装着している学生たち

学生の皆さんも熱心に体験してもらい大変有意義な時間となりました。眼科分野の未来を担う人材の育成のお手伝いを通して、業界の発展に貢献していければと考えています。

仙台市障害者総合支援センターで開催された「eye eye福祉機器展2024」は、視覚障害者の生活を支援する様々なグッズや機器を紹介するイベントで、最新機器を多数展示し、約250名の参加者を集めました。この展示会は、アイサポート仙台が主催し、2日間にわたって開催されました。メーカーの方々からは、拡大読書器や音声機器、点字関連機器、ウェアラブルデバイスなど、最新の支援機器が多数展示されました。注目を集めた、「視えない」を「わかる」にシフトする次世代型感覚デバイス「SYNCREO」のプロトタイプ。

一人ひとりの視覚障害者の目の見え方を可視化するツール「VISIONGRAM」は興味を持った方も多かった印象です。

これらの革新的な機器は、普段目にする機会が少ないため、参加者にとっても情報を届ける私たちにとっても貴重な体験となりました。また、会場には、障害年金相談コーナー、iPhone相談コーナー、就労継続支援B型「希望の星」日本盲導犬協会仙台訓練センター(スマイルワン仙台)宮城県立視覚障害支援学校宮城県視覚障害者情報センター国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局函館視力障害センター障害者地域活動推進センターきりんなど、ロービジョンケアに携わる様々な機関が出展し、参加者が、これらの機関と交流している様子も拝見しました。今後も、このようなイベントを地元仙台で支えていき、視覚障害者の方々の生活をより豊かにするための活動を続けていきたいと思います。

東京の日本教育会館にて開催された第32回視覚障害リハビリテーション研究発表大会(2024年9月21日~23日)に参加しました。大会では、シンポジウムや口頭発表、ポスター発表など、視覚リハビリテーションに関する多岐にわたる発表を拝聴しました。機器展示会では、AIを活用した機器や、コンパクト8ルナ6ルナSなどの最新拡大読書器の体験をしましたが、最近の機器に加えてさらに選択肢が増える印象を受けました。

携帯型拡大読書器コンパクト8に新聞の文字が映っています
携帯型拡大読書器ルナ6とルナSを机の上に置いて充電と書類をルナ6に映しています。

また、スマートフォンに接続して使用する「optaro」という機器についても情報を得ることができ、今後の展開が楽しみです。

視覚障害学生のための学部を持つ筑波技術大学からは、2025年度に設置予定の共生社会創成学部についてご紹介いただき、多くの学びを得ることができました。

ロービジョン分野に関わる企業として、今回得られた情報を地域の方々にもお伝えし、視覚障害者の方々の生活をより豊かにするためのきっかけになれば幸いです。

慶應義塾大学病院3号館3階に常設されているロービジョンケア・ハブをご存知でしょうか。ロービジョンケア・ハブは、ロービジョンケアを必要とする多くの視覚障害の方々に対して、福祉、教育、就労、生活の工夫など様々な分野の情報を病院内で提供し、地域の支援機関や団体へつなぐハブ拠点となることを目的として、2024年7月1日に開設したそうです。この度、日本盲導犬協会様のご依頼により、ロービジョンケア・ハブに拡大読書器などのロービジョン機器を設置いたしました。

拡大鏡や遮光眼鏡がディスプレイされています

設置作業中、初めて訪れた視覚障害の方が職員の方々に相談されている温かい光景が見られました。予約なしで気軽に立ち寄れる、まさに「心強い支援の場」となっていることを実感しました。

視覚障害のある方々にとっても、ロービジョンケア・ハブがますます頼れる存在となることを願っています。詳しく知りたい方はロービジョンケア・ハブに直接お問い合わせをしてみてください。

山形テルサにて、山形県網膜色素変性症協会主催の「アイフェスタinやまがた 網膜色素変性症患者のための医療講演会・福祉機器展」が開催されました。機器展示会場では、多くの参加者が最新機器や拡大鏡遮光眼鏡などを体験していました。

アイフェスタ inやまがたのチラシ
アイフェスタ inやまがたのチラシ

また、山形県視覚障害者情報センターによる情報提供や日本盲導犬協会による盲導犬歩行体験なども行われ、会場は賑わいを見せました。隣接するブースでのアシラセ体験は特に人気が高く、体験待ちの列ができるほどでした。参加者からは、最新機器を知ることができる貴重な機会であり、大変有意義だったとの声が聞かれました。このような体験や情報提供のお手伝いも続けていきたいと思います。

月に1回、兎渡路の家(研修センター)で開催されているパソコン倶楽部に参加し、音声でパソコンを操作するスクリーンリーダーや関連機器のサポートを行いました。当日は木村眼科クリニックの副院長をはじめ、視覚障害者の方々やヘルパーの方々も多数集まり、和やかな雰囲気の中で活動が行われました。

パソコン倶楽部で音声パソコンを使っている様子

視覚障害者の方が講師となって参加者に説明を行う姿は、いつも心強く感じられます。このような活動を通じて、地域の方々にも有益な情報をお届けできればと考えています。

霞城セントラで開催された体験会では、生成AIを搭載したよむべえスマイルをはじめ、音声読書器を中心に、約20名の皆さまにご体験いただきました。

音声読書器体験会への参加している20名ほどの様子
音声読書器体験会への参加している20名ほどの様子

従来、紙に書かれた文字を読む際は、用紙を上から順番に読み進めていましたが、生成AI機能の「このページの要約」機能を活用することで、文章内容をまとめて説明したり、補足情報を提供したりするなど、全く新しい読書体験を提供できるようになりました。また、「写真を認識」機能では、参加者が持ち込んだ写真をAIが解析し、「お部屋の中で男性が子供を抱いています」といった詳細な情報を提示し、皆さまを驚かせました。参加者の皆さまからは、「AI機能で新聞記事を要約してみたところ、書かれていない内容まで聞き取りやすく説明され、驚いた」「AIを初めて体験したが、その性能に驚いた」といった感想が寄せられました。一方で、「固定式の装置から、持ち運びできるタイプも期待したい」といったご要望もいただきました。

同席されたご家族やヘルパーの方々からは、「新聞記事を要約する際に、私が夫に説明するよりも、AIの方が分かりやすく説明しているような感じで、AIの素晴らしさを感じた」「AIを搭載した機器が普及すれば、自立につながるのではないかと期待している」といった声が聞かれました。AIを搭載した機器は、ますます身近になっている中で視覚障害の方々が使いやすい機器でのAI活用など今後も、最新の情報をお届けしてまいります。

岩沼市民交流プラザで開催された「視覚障害者情報交流」において、事前に問い合わせのあった音声読み上げ機能付き読書器「よむべえスマイル」や「ルビー10スピーチ」などを展示し、参加者に体験していただきました

交流会では岩沼市の保健師から「健診結果の見方について」の講話があり、参加者の血管年齢測定も行われました。初めて参加した視覚障害の方もおられ、視覚に困難を抱える方々にとっていろいろな情報に接することが出来る重要なイベントであることを改めて実感しました。

情報交換会の様子
健診結果の見方についての配布資料

郡山市障害者福祉センターで開催された「見えづらさの相談会」において、最新のウェアラブル機器を展示し、参加者に体験していただきました。緑内障で視力を失うことへの不安からこのイベントに参加したという40代女性に、最新機器の情報や関係機関のご紹介をお伝えしたところ、「何とかなるかもしれない」と前向きな感想を聞くことができました。また、OrCam MyEye(オーカムマイアイ)を使用して紙に書かれた内容を音声で読み上げる体験をしていただきました。「これは良さそうだ」という好評の声もいただき、社会貢献の一助となったのではないかと感じました。この相談会は、見えない・見えにくいことで日常生活に悩みを感じている方やそのご家族を対象に開催されました。視覚障がい者への情報提供や支援の重要性が改めて認識される機会となりました

山形県視覚障がい者情報センターが主催するスマートフォン講座の一環として、米沢会場で拡大読書器や音声機器の体験会に参加しました。米沢市とその周辺地域から、視覚障がいをお持ちの方や、同行援護のヘルパーさんなど、約20名が参加されました。参加者の方々は、最新の機器に触れ、その機能や使い心地を実際に体験されていました。

※同会場開催のドコモ・ハーティー講座の様子です。